看護師の悩みは給料だけはない
社会全体を見ると、働きながらこころの病を抱えている人が増えているデータはあります。
- しかし、民間企業の大手と中小企業の差
- 民間企業と官公庁の差

など、こころの病への対応にばらつきが生じつつあります。
看護師として働いていると、特に心の病は様々な環境からやってきます。
景気回復の実感がない、とよく言われます。でも、底冷えの状態の時より改善されているのは確かです。
八方ふさがりの状態から抜け出ることができたのは、働くことによってこころの病の理由が1つ減ったことになりますが、同時に将来への不安感が大きく膨らんでいます。
民間企業でもメンタルヘルス対策を行うなど、それなりに手は打った、だからといって問題の本質が消えたわけではありません。
働くことによって心身を病むというのは本来あってはいけないことです。
心理カウンセリングと称した詐欺にハマり、それでまた心身を病むという悪循環の状況もあります。
メンタルヘルス対策は医師の仕事と思われがちですがそうではなりません。
心を病むような状態にならないためにどうするか、という職場のメンタルヘルス対策は人事を中心に、働く人たちが働く人たちが働く人たちが一体となって考える問題です。
職場のメンタルヘルス対策が必要な人
最近では20代30代の方もメンタルヘルス対策が必要な方が増えています。
特徴的なのは、周りの様子をその都度うかがって気にするようなタイプの人です。
しかも絶対に譲らないところがあったり、この線から内側は何があっても守ってみせる、といった思いが強かったりするのです。
だから目標は高いのですが、自分の体調を他人事のように考えているのです。
たとえば、職場に職場にでてこようとしても、途中で吐き気をおぼえて引き返したり。
それが何日も続いている状態です。
有給休暇や遅刻早退が増えていても、看護師の給料には大きく響かないから、そのままでいいと思っているのではないかと、周囲は考えているのです。
深い悩みに周りや自分自身がはまってしまう前に、なんらかのテを打ちたいものです